まつブロ

思考の渦

DA PUMPのU.S.A.がなぜ流行っているのか分析してみた。

こんにちは、ドルオタ(仮)のおまつです。

最近流行ってますねー。

DA PUMPのU.S.A。

なにい?!ダサカッコいいだと?!曲とか以前に、ISSAはずっとダサ(以下略)じゃないか。と思いつつも、

どれどれ…(上から目線)と見てみた。

今回はこの曲がなぜ流行ってるのかを少し分析したい。

まだ見たことない人はここからどうぞ。

www.youtube.com

 

初見の感想は、「なんじゃこりゃ」。

ダサかっこいいっていう言葉もしっくり来なかった。

それよりもっとワシ、一体何を見せられたの…?!という感覚になった。

言うならばゴールデンボンバーの「女々しくて」以来の久しぶりの「なんじゃこりゃ」衝撃。

耳では懐かしの、でも変わらないISSAの歌声、

視覚では90年代っぽいストリートファッションとドドンとカタカナで出てくる「アメリカ」がやたら目に残る。

ISSAのカメラへのアプローチの古臭さ(だがそれがイイ)にもプププ…!!(おまつの悪の笑み)となる。

なんか…よくわかんねえな。と思いながらもついもう一回見る。

こうして聴いてるうちに、はい、私もハマってしまいました。

踊りたくなるし「どっちかの夜は昼間」確かにそうだよなあ…やべえ…超深い…と思えてくる。

この最初の「なんじゃこりゃ」を乗り越えればすごく耳に残るしすっと入ってくるようになる。中毒性だのスルメ曲だのと言われるのも納得する。

最初見ただけで「ナニコレくだらねえ」と思ってしまった人。いるよね。わかるよその気持ち。

でもそれを耐えて頑張って3回は聴いてみて。そしたらこっち側に来れるから。

 

なぜこの曲がヒットしてるのか?

ここから真面目にヒットの理由を考えてみる。

まず渡辺直美ブルゾンちえみなど比較的わかい子達に人気の芸能人たちがSNSか何かで取り上げたことで話題になる。

そしてこの変にハマるダサカッコよさ、泥臭さをハロプロの楽曲に似ていると感じたハロオタさん達の間でも話題になる。

(ハロオタさん達の間では、つんくが作るような最初聴いた時に「ん?」ってなっても何回も聴いていくうちに病みつきになるような曲をスルメ曲というんだそうですが、この曲がまさにスルメ曲だと)

このふたつは完全に大きい。

そして80年代のユーロビートをなぜか今全力でやるという不思議。

おじさんおばさんならちょっと懐かしさも感じるだろうし、若い子には新鮮だろうし、そこになんでアメリカなん?という最大の謎が加わる。

日本人って、これはもう昔っから、本当にカッコイイもんよりも、奇抜で勢いがあってみんなでノリノリで盛り上がれる曲を好む傾向にある。

みんなお祭りが好きなんですよね。

私が定期的にマツケンサンバを観たくなるのを言葉にできないのと同じです。

キラキラしてて勢いあって楽しそうな雰囲気は見てるだけでも気分がパアっと明るくなるんですよね。

そういえばここ最近はこういうパンチの効いた勢いある曲ってあんまりなかった気がする。

そこにこれをぶち込んで来たかーという意外性と、何よりそれをやる勇気。

タイアップ付いてないのが残念なくらい、昔のアニソンのような力強さもある不思議な曲です。

(余談:昔からずーっと思ってるんだけど、ISSAの声ってアニソンに超向いてると思うんだけどどう思う?)

そして、流行ってると聞くとなんとなく注目しちゃって拡散するミーム現象

これら全てがうまく作用してこの曲が流行ってるんだろうなって気がいたします。

個人的には、子供のころDA PUMP心のどこかでダセエと思いつつも好きだったので、

このミーム現象に拍車がかかってPSYの江南スタイルやPPAP並の世界的ミームになってくれないかな…という夢を見ております。

一番にISSA、そして現・DA PUMPのメンバーおめでとうございます。もっともっと夢見させてあげたいなあー。

 

最後にこちら、リリースイベントでの

ハロオタさんの合いの手入りのU.S.A.の動画も貼っておきます。

www.youtube.com

 

どうですか?私は俄然、合いの手入りの方が好きです。

一回この合いの手入りを見てしまうともうオリジナルのバージョンに戻れなくなるくらい気に入ってます。

この一体感はやってる方も気持ちいいでしょうねー。

ハロオタさん達、とにかく最高すぎます。

しかし、DA PUMPが所属するのはライジング事務所。

SPEED(ライジング)はモーニング娘。ハロープロジェクト)の登場で完全に勢いが止まってしまったように思うのだけど、

今こうしてハロプロのオタさん達がなぜかDA PUMPの曲を気に入ってくれて、それをきっかけにDA PUMPが再ヒットする。

いやあ。芸能界って何が起こるかわからなくて面白いですね!

 

以上、DA PUMPのU.S.A.を分析してみましたー

次回はISSAのダサさとかっこ良さを全力で伝えてみようかなあ。

 

Netflix「グレイスとフランキー」を掘り下げてみる

グレイスとフランキーを視聴した。

だいたいの感想はこちらにまとめた。

Netflix「グレイス&フランキー」がハチャメチャすぎた話。 - まつブロ

今回はメインキャラクター達の性格を所々MBTIを用いながら掘り下げてみようと思う。

※個人的な見解

 

グレイス(ESTJ):超カタブツ。常に動いていないと不安になってしまうような性格で、人に指図して上から目線で文句言ってる状態が心地いい。バリバリのキャリアウーマン。世間体も気にしまくるし、プライドも高いし人当たりがキツイ。完全無敵の合理主義者。人から嫌われやすいけれども、でも不器用すぎるだけで本当にイヤな奴ではない。

 

フランキー(ENFP):超マイペース。常に自由奔放が心地いい性格で、人から縛られるのも人を縛るのも大嫌い。世間体などクソくらえタイプ。やわらかい印象を与えるし、同じ空気間の中で生きている人には好かれやすい性格と言えるが、世間体を気にするとか組織的な社会生活を送るのが苦手なためうとましく思われることも多々ある。

 

この二人、ドラマだから同棲を始めて親友になることまでできましたが、

現実ならば最悪の相性でしょう。

恐らくこの二人が仲良くなれたのは、

二人ともおべっか使ったり回りくどい表現をするのを嫌うから。

お互いにいつも本音で話しているからこそ距離を縮めることが可能だったのだろう。

今回はこの対照的なふたり、

嫁にするならどっちか、頑固者はどっちか

を考えてみたのでまとめてみた。

 

・この二人、嫁にするならばどっち?

グレイスは、世間体や見栄をめちゃくちゃ気にするのでお金がかかる。身に着けるものはそれなりのものじゃないと嫌だし、自分の見栄えも当然気にするので手入れにも維持費がかかる。でも自分も働いていたいのでお金が入る。

 

フランキーは、世間体や見栄には一切興味がないけれど、オーガニックだの自然派なんちゃらだの、趣味に使う画材だの、得体が知れない仏像だの、こういうのって実はものすごくお金がかかる。

 

どちらにせよ、自分らしくいるのってお金がかかるんですよね。

 

男性ならグレイスみたいな女性の方をすぐにお高くつく女性だと思いがちでしょうが、

まじでそんなことない

オーガニックだの自然派だのとかって、

ブランド中毒よりかはいくらかマシなくらいで、

こだわると結構かかるんですよ。

あとフランキーは組織の一員になって働くことが苦手なので経済的に言えば収支マイナスなのは絶対にフランキーですね。

 

男子よ。化粧薄めのナチュラル系女子に惑わされるな。

そういう女は別の所でお金がかかるぞ。

 

だけれどもっと精神的なつながりの話をするならば

やっぱり愛とかあたたかさを感じられるのはフランキー。

笑顔も多い夫婦になるだろうが、この関係は精神的な不和が生じた時にもろい。

なぜなら精神的な繋がりこそが家族だと信じているから。

その点では、

家庭を「経営する」と考えるようなグレイスタイプだと精神的な不和には揺るがされないだろう。

結局人それぞれ、結婚生活に何を求めるか、それに尽きる。(雑)

 

・この二人、どちらが本当の頑固者?

フランキータイプ(ENFP)は最初から人を嫌おうと思わないので、

誰に対しても決めつけてかかろうとしない。

まず最初に相手を理解しようとする。その作業から入る。

相手をひとりの人間として、きちんと自分の頭と心で理解しようとする。

その点ではグレイス(ESTJ)は、無理だと思ったら最初からシャットダウンしてしまうし、なんならすぐに人を見下す。

当然入り口はグレイスの方が頑固者

 

しかし入り口を突破して深く付き合うとそれはまた別の話

グレイスがフランキーに「あんた、私はフリーマインドだ、私にはあんたと違って聞く耳があるといつも言うくせに、私の言うことを全然聞かないじゃない」と言うシーンがあります。

これってかなり核心をついたセリフです。

トゲトゲしいカタブツがフリーマインドと出会って、

少しずつそのトゲが取れていくことはあっても、

逆にフリーマインドがカタブツと出会ってトゲをつけていくことってほぼないんですよね。

それってどうしてなんだろう?

だって別にトゲがあるカタブツであることが悪い事で

フリーマインドでいる事が良い事というわけではないでしょ。

物語としてそっちの方が広がるし面白いからというのはあるけど、

現実でもだいたいみんなこんな解釈。

本当に寛容ならば、寛容じゃない事にも寛容であるべき、という矛盾が生まれる。

実際にこのドラマでも、グレイスは根はそのままに少しずつ変化していきますが

フランキーの変化したところって、まあない。

彼女はいつもフリーマインド。フランキーはいつもフランキー。

自分を持っているっていうのはつまり頑固と紙一重でもある。

フリーマインドも極めればただの超頑固者です。

フリーマインドは相手を理解し受け入れる事に長けていても自分が変われない。

カタブツは相手を理解して受け入れる事ができないけど必要に応じて自分が変わることには寛容。

あれ、ちょっと待って。つまり自分を持ってるってどういう事なんだろう。

それっていいい事なのか悪い事なのかよくわかんねえ。。

あ、あ、あああ思考の渦ううう

 

ってなってきたので今回はこの辺にしておきます。

 

・オマケ。ソルが典型的なINFP。

ちょっとMBTI的な話をオマケで。

メインキャラクターのひとり、ソル。(フランキーの元夫)

この人物が。ザ・INFP!な性格なんですよね。

私も典型的なINFPなので、見ていてちょっとイライラする。笑

でも、だからこそフランキー(ENFP)との結婚生活が心地よかったことが

とても容易に想像できます。

そしてその夫、ロバート。(グレイスの元夫。ENTJ)

この二人がゲイカップルで再婚したのですが。

ロバートは典型的な論理的な性格なので、

自分が持ち合わせていない超・フリーマインドの`NFP`の世界を全く理解できない。

そしてそのフランキーとソルの、自分には理解できない精神的なつながりに嫉妬するんですね。

でもそれも最終的には、ロバート持ち前の超論理的な思考で乗り越えるのですが。

嫉妬している最中のロバートにソルがこう言うんです。

自分は相手のことを深く理解しようとして深く愛するから、それが相手にも伝わるんだ

おい、喧嘩中にそれ言うなよ

とは思ったものの、こういう事を口に出して言ってしまうこの感じが

`NFP`の世界すぎてウアア…(理解できすぎて若干引く)ってなりました。

ただソルからしたって

グレイスとロバートの論理的な‘TJ‘つながりの世界があったことが理解できないだろうし、生活していく上での心地よさ、鼻の高さ、

そういう意味で自分では不足ではないか、という不安はお互いにあるんですよね。

結果的にはうまくやってるのでいいとして、

誰を選んだって完璧はないんだということですよ…

人と一緒にいるって難しいなあ。

とINFPの世界へ旅立ちそうなのでこの辺にしておこう。

INFP好きの方はソルに注目ですよ。

 

ではまたーー

 

 

Netflix「グレイス&フランキー」がハチャメチャすぎた話。

Netflixドラマ「グレイス&フランキー」シーズン4まで見終わった。

観る前は全く眼中になかったのに

なぜか一気見してしまった本作品をレビューしたい。

ビバ!1話20分!見やすい!

 

メインキャラクターは、70代前半の夫婦二組。

この夫達が長年ゲイ不倫をしていたことをカミングアウトし、

残りの人生も少ないから正直に生きたい…という事で結婚したいと言い出す。

色々あってその妻たちがひとつ屋根の下に住むことになる…。

その妻たちがグレイスとフランキーなのだが、この二人の相性がもう最悪。

というのが物語の始まり。

 

私はこう、もっと、シリアスで静かで、どぎつい現実を突き付けてくるような、人生を学ぶような感じのストーリーかなと思って見始めたんです。

しかし、それが完全に裏切られた

元気。元気。70代まだまだ元気じゃん!!

完全にアメリカノリのハチャメチャコメディーでした。

もうとにかくずっとうるさいし、常に何か起きてる。トラブル続き。

グレイスは、常に何かしら動いて誰かに文句つけてないと気が済まないような超カタブツ。

フランキーは、自由を愛するヒッピー気取りの超ゆるゆるマイペース。

現実ならこの時点でもう絶対に無理

ストーリーに穴はありまくりで現実感もないし、

この二人が同居するまでのプロセスも陳腐だったし。

だけどこれはショーであり夢を売っているドラマだから。

なんてブツブツ文句を言いながら、心のどこかでつまらないと感じながら、

しかも70代のカップル、ストレート・ゲイ問わずキスシーンやベッドシーン(当然軽め)も出てくる。

正直、お、おう…どぎついな…思うこともある。

な、なのになんで見るのを止められない?!

少し自分なりに分析してみた。

 

まず何より普段あまりスポットライトが当たらない高齢者が主人公だ。

更に高齢のゲイカップルもメインキャラクター。

でもやってることが若者と変わらないハチャメチャなノリ。

心は若いままなのに、身体だけが老いている状態。

そして普段我々が目をつぶろうとする

高齢者の性に関してもかなりオープンにしながら話が進んでいく。

とにかく、「こんなの見たことなかった」の連続。だからつい見てしまう。

そして何よりこの話のベースは常に家族

このメインキャラクターの娘、息子もアクの強いキャラクターばかり

でも見ていたら絶対に好きになる

そしてあたたかい。

フルハウスで育った世代としてはこのノリに安心するのだ。

フルハウスに限らず日本でもサザエさんちびまる子ちゃんクレヨンしんちゃん

やっぱり人って家族モノにはどこか安心感を覚えるのかもしれない。

70代が主人公となると、娘、息子目線でも楽しめるし、自分もいつかこんな日が来るのか…など

色んな視点で楽しめるのがこの作品がヒットした理由だろう。

 

とりあえずシーズン4まで見て一番この作品で感じたことは、

70代であっても、考えている事、感じている事、

くだらない悩み、深刻な悩み、めんどくせえ人間関係、

楽しい事、やりたい事、ハッピーな事、

そういうのが全部、我々と何も変わらない、という事だった。

老いているからと言って彼らが悟りを開いているわけではなくて

くっだらねえことで嫉妬したり、悩んだり、怒ったり、喜んだり、

私からするとめんどくっせえことの連続。

でもそれこそが生きているって事なんだな

ってことを非常に強く感じました。

そして人間いくつになったってみんな未熟

年寄り=成熟した人間、というわけではない。

みんなそれぞれに未熟で未完結。

生きているんだから、生を謳歌しようとする

それには何の罪もない。

若い世代がつい言ってしまいがちな

「年寄りなんだから」とお年寄りを隅に追いやってしまう感覚がいかに馬鹿馬鹿しいか。

歳を取ったってまだまだ人生の主人公。

家族ドラマではたいがい脇役なお年寄りだけど、お年寄りだって主人公になれるし、

生きている限り青春は続けられる。

老いるって、やっぱりこわいし嫌だし常にネガティブなイメージが付きまとう。

でもその現実を笑い飛ばしてポジティブに、そしてクールに演出している。

そういった意味ではやはり革命的なドラマであることには間違いないなと思っております。

 

ここからは少し正直に言うと。

あのドラマが見せる理想の老い方というのはとてもアメリカ的で、老いに反抗する感じがある。(特に女性達)

私からすると、日本人的かもしれないけれども、老いや変化を受け入れていくことも人生の過程としておもしろいし美しいと思ったりするけど。

そのうえで生を謳歌することだってできるぞーと思ったりもするけど。

せっかく高齢者がメインキャラクターなのに

そういう美しさが表現されていないのはちょっと残念に感じた。

まあアメリカのドラマだし。笑

そういった文化や感覚の違いも楽しめるし刺激になっておもしろいのかもしれない。

日本から、高齢者が主人公のラブシーンありのドラマができるのはいつだろう?

楽しみですなあ。

 

さて、最後に。ひとつ驚いたこと。

ドラマを見終えて、メインキャラクター達の設定は70代前半だけど

役者さんたちは一体何歳なんだろう?とふと思う。

(ちなみにハリウッド俳優に疎いので全員知らず)

いっても全員60代後半くらいかなあと予想し、調べてみた。

が。

以下が真実でした…(2018年現在)

 

グレイス役:ジェーン・フォンダ(80歳)

フランキー役:リリー・トムリン(78歳)

ロバート役:マーティン・シーン(77歳)

ソル役:サム・ウォーターストン(77歳)

 

え?!まじで?!みんな役年齢より上?!

ていうか特にグレイス役の人、80?!

彼女なんなら60代前半にさえ見えるんですけど…

つまり全員太平洋戦争の時にはもう生まれてたってことだよね…

 

恐ろしい、アメリカ。わかい、見た目年齢若すぎるだろ…

しわ取りは確実にやってるけどそれにしたって…

これを知ってから急に

その年齢であれだけハチャメチャなセリフ量、

しかも毎回叫ぶようなうるささ声量、

さらにあんなに動きの多いシーンをこなしていると思うと、

もはや老人虐待にさえ思えてくるというか、

死を扱う場面も多々出てくるのだけれど、

ある意味、本当に彼らとクルーは死や老いと向き合いながら撮影している

ということを感じざるをえない。

これぞプロ根性。

役者として魂かけてやっているんでしょうね。

アッパレ大尊敬。

 

興味があれば実年齢と照らしてぜひ見てみてください。

 

以上ここまでーおわりー

Netflix「このサイテーな世界の終わり」が意外と良かった話。

Netflixで何度も「あなたへのおススメ」へ出てきていたこのドラマ。

このサイテーな世界の終わり。

確かにブラックコメディーは大好物なんだけど、

なんとなくパッケージとタイトルから

ティーンエイジャー向けの中二病全開の青春ストーリーかなと思って見るのを躊躇していた。

結論から言えば確かにそうなんだけど、思った以上に複雑に話が進んでいき、

心が揺さぶられ、大人でも十分に楽しめる作品だったので今回紹介したい。

1話20分で、計8話というコンパクトな作りも非常に見やすかった。

前半は完全にブラックコメディーのノリだが、これが段々とシリアスな展開へと変わっていく。最初から最後までずっと暗くシュールで面白い。

待ってました!よっ!!鬱展開(^O^)/

コメディーとしてもシリアスものとしても十分だが、

ラブストーリーとしてもこの青臭さ、完璧である。

作品の紹介の前に主役のアレックス・ロウザー君を紹介したい。

彼に興味がない方は飛ばしてどうぞ。

 

・主役のアレックス・ロウザー君(Alex Lawther)について。

私は同Netflixの一話完結ドラマ「Black Mirror」の大ファン。

イギリス版の世にも奇妙な物語と言ってよい。なんなら世にも奇妙な物語のコンセプト、丸パクリしてない?とも感じる。

彼はその中のseason 3 episode 3 'Shut Up and Dance' にて主役を演じている。

ひとり頭の中でBlack Mirrorのベスト・アクターを考えていた時に彼しかいないと思ったほど、彼の演技力は異彩を放っている。

「このサイテーな世界の終わり」も、彼が主演という事を知ったので見てみようと思った。

まず何より、見よ、この風貌!!

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このナヨナヨした感じ、細くて白くて弱そうな感じ

決してイケメンでもなければ(失礼)、決して不細工でもない。

ザ・個性派俳優のようなこれといった特徴も特にない。

その辺にいそう。クラスにこんな奴いるわ。という

実に親近感のわく風貌をしている。

日本で言うならココリコの田中さんのような惹きつける陰の雰囲気も持ち合わせている。ていうかココリコの田中なんじゃないの?この人。知らんけど。

そして彼はなんと若干23歳(2018年現在)。

この若さにしてこの実力とこの雰囲気、なかなか出せるものではない。

何をどうしたらこうなるのか教えてほしい。

そしてよく思うのが、

英米の映像演劇界隈、こういう才能を見出すのうますぎる

他にもイミテーションゲームなど有名作品にも多数出演している模様。

これからの俳優としての活躍にも期待ができそうだ。

 

・さて、「このサイテーな世界の終わり」について。

この作品、何と言ってもサブキャラを含む登場人物全員のキャラが立っている。

そしてこのほぼ全員の最初のイメージが後に裏切られることになる。

ここがこの作品の面白かったところである。

 

主人公・ジェームズ:サイコパス(自称)。動物を殺すことに快感を覚えており、自分の感情を全く外に見せない。父親のことを嫌っている。いつか人を殺してみたいと思っており、アリッサが標的になる。アリッサとは正反対のタイプの中二病全開。

 

ジェームズの父:冗談ばかり言ってジェームズをいつも笑わせようとしているお調子者。ジェームズから嫌われている。

 

ヒロイン・アリッサ:転校してきたばかりで友達がいない。まるで感情だけで生きているような中二病全開の性格。複雑な家庭で育ち、この世界をクソだと罵り、常に自分が正しいと信じ切っている。年に一度、実の父親から送られてくるバースデーカードで自分のことを気にかけているのはその父親だけだと思い込んでいる。

 

アリッサの母と義理の父:この義理の父は、自分の本当の子供にのみ愛情を注ぎ、アリッサの事を毛嫌いし陰湿な嫌がらせをする。アリッサの母は、アリッサに愛情がないわけではないが、再婚相手に対し何も言えず、逆らえない。お金に不自由しないという生活を優先している。

 

物語はこのジェームズとアリッサが出会うところから始まる。ありがちな設定に思えるが、ここから全てが悪い方へと向かっていくのだった。

 

 

↓↓↓以下はネタバレ・感想を含めて登場人物を紹介↓↓↓

ネタバレが嫌な方はここで読むのをストップ、Netflixへゴー。

 

 

前述にもあるように、この作品はサブキャラのパンチが強い。

殺された家の人、そのお母さん、ガソリンスタンドのおばさんと気の抜けた若者。

更にはウェイトレスまで、なんかヤな感じ。がすごい。

中でも一番印象に残ったサブキャラがこちら。

 

サブキャラ:ヒッチハイクで乗せてくれたおじさん

このおじさんもまた、絶妙な人選。すごくいい人そうに見えるけど、裏でなんか悪い事してそうな気がしなくもなくもない、という見た目。

そして二人が関わった事で、なんだやっぱりいい人だったのか。と安心するのだが、

オイ!ソッチダッタノカー!!という裏切りが。

二人はまた大人の汚さに触れてしまうことになる。(物理的にも…w)

 

 

主要人物に戻ろう。

 

レズビアンの刑事二人:ユニスとテリ。

最初の登場では、ユニスはどことなくぎこちなく見え、テリの方が優れた刑事っぽい印象を与える。

しかし、ユニスのカンは当たる

テリが論理的な思考で慎重に動くタイプだとすれば、ユニスは物事を多面的に捉えて自分の直感に従って動く。

テリはリスクを取ろうと考えないが、ユニスはリスクを犯しても人を信じている。

テリが悪を悪とだけ見なしているとすれば、ユニスは悪人の中にも善を見出すタイプ。

狩猟用とは言え、銃を向けられている状態なのに

丁寧かつ冷静にその銃を下げるようにお願いするシュールな場面からもその性格が読み取れる。

話し合い、そして方法さえ正しければ理解しあえると彼女は信じているのだ。


私だったらユニスの方が優れた刑事だと言い切るが、人によって意見は分かれるだろう。

物語の最後に、アリッサがジェームズに、

ジェームズの自殺した母親について聞く。

「どんな母親だった?」

とても優しくて、とても悲しくて、そして、、いろいろな事に気づきすぎる人だった

このセリフにユニスを重ねたのは私の深読みだろうか?

 

 

そして一番のやっかい者。

アリッサの実の父:

い・る・よ・ね!こういう人。

ただのダメ人間ではなくて、

そこそこ頭がまわる方のダメ人間

(まあダメ人間と言われる部類の人たちって変に頭がいい所がある気がするけど)

そしてハンサム。これはやっかいだ。

勝手な推測だが、若いころはそこそこ勉強ができてそこそこ普通の人生を送っていたのではないだろうか。

しかし、縛られたくない、自由でありたいという自分に勝てなくてころころと人生が落ちていった…という想像をしてしまった。

論理を身に着けているから、一見彼の言っている事は筋が通っているように聞こえる。

自由に生きてて話も面白くて、自分の芯がある人のように見える。

どこか危なっかしい子供っぽさも、異性の気を惹く。

しかし蓋を開ければ中身が空っぽなのだ。

最終的には自分しか信じてないくせに人から嫌われたくないから愛想がいいし平気で嘘もつく。口が達者。

そして勘がいいので人との心理の駆け引きもうまい。

そして勘がいいので勘のいい人間を嫌う。

こういうのは、人付き合いしていくうちにあとから気付く。

コイツ、口だけだし超自己中じゃん。

ってことに。これを見事に描写しており、とても見ごたえがあった。

ただこの父親と接したことで、二人がほんの少しだけ大人になる。

その意味では、非常に重要な役割だった。

 

 

・ここから感想。

二人が共にしてきたことは、青臭くて美しかった。ライ麦畑でつかまえて、みたいな青臭さ。

アリッサが「ジェームズが、ではなく私たちがころした」という言い方をするのがとても印象的だった。

結局セックスをしなかったのも、大人になり切れない青臭さを描写しているようで非常に良かった。

ラストについては、素直に捉えれば撃たれて死んでまったのだろうが、

同じく中二病患者全開の私から言わせると、

まあ、愛は芽生えた所でおわるのが一番美しいからねえ。

最後の最後で、二人がユニスを信じることさえできていたら。

という思いは拭えないが、でも二人はできなかった。

感情を取り戻して、そこで死んでしまうのはもったいないような気もするけれど、

あれ以外のラストも逆にしんどい。構成的にも。

彼はある種、覚悟と信念を持って、誰かを思ったまま死ねた。

あんな使えない銃を持って最後まで走ったところは、

最後まで大人たちへの反抗を貫いた描写とも言える。

残されたアリッサは気の毒だが。

あんな壮大な逃避行をしといて、

あれ以上の青春と刺激はないであろうその後の彼女の人生を想像すると可哀想だけど、

彼女はまあ、苦労するだろうけどなんとか生きていけるだろう。

人の懐に入っていけるタイプだし。こういう女性は愛を知る機会に恵まれるものです。

正直、私がある程度大人になってしまっているせいで、

この二人に対してはそこまで感情移入はできなかったのだが、

周りの大人たちの反応がおもしろいストーリーだった。

 

何よりも私が一番思ったのは

ジェームズのお父さん、めちゃくちゃ可哀想やんけ。

妻を自殺で失くし、その現場を目撃した幼い一人息子。

普通ならこの時点で気が狂ってしまいそうだが、

彼はきちんと現実と向き合い、自分のすべきことをしながら、

感情が消えた息子とずっと向き合いながら生きてきた。

アリッサの父親とは対極の人間だ。

結局ジェームズの心が根っこの所で死んでいなかったのは間違いなくこの父親のおかげなのだ。

アリッサはそれを呼び覚ましてくれた大切な存在ではあるが、

一番身近で彼を支え続けてきたのはこの父親である。

冗談を言うのもいつもふざけているのも

全てはジェームズの笑顔のためにやってきたこと。

なのにジェームズはその行動の根源が理解できずに父を嫌う。

おい、気付けよジェームズ。

といら立ちが募ったが、、

そんなところも含めて、若さ。青臭いのう。

そんな、嫌われながらもずっと気にかけ愛情かけてきた息子。

その息子が殺人事件を犯し、しまいには殺される。

なんなの。一番救いがない。

私が唯一、感情移入して涙腺が緩んだのもこのジェームズの父親に対してだった。

その後の人生、なにか彼を照らすものがありますように。と願わざるを得ない。

 

最後にこれは物語その後の勝手な推察と希望だが、

ユニスが、ジェームズとアリッサとこの父親の懸け橋になるような気がする。

全てが明らかにされていく中で、

ジェームズに感情が戻ったことをこの父親が知り、

そしてジェームズが自分の感情に従って死んでいったことを彼の中で美化できたら、

少しは気持ちの落としどころがあるかもしれない。

ユニスがレズビアンでなければ、ユニスとこの父親がくっつくという妄想もできたのに。。

もはやこれだけが私の希望。

ジェームズが生きてたらパターンも想像してみたが、

想像するほど興醒めする展開になるのでちょっとつまらない。

 

とにかく、

このすっきりしないラストがベストなので、

Netflixさん、万が一にも続編を作ろうなんて思わないでください。(土下座のお願い)

でも、ユニスとテリがメインの刑事ドラマなら作ってもいいですよ。(上から目線)

 

ビバ!鬱展開!(^O^)/

 

役者陣、一人のこらず最高でした。

以上。興味がわいたらぜひ見てみてください!!

おわりーー。

元SMAPのメンバーを16タイプ性格診断MBTIで勝手に分析してみた。

わたくしおまつ、心理学が大好きで、特にMBTIという性格診断にハマっている。

友人にMBTIの話をする度に、ドン引きされるのに話すのをやめられない

もはやマニアの域。

MBTIとは、心理学者ユングのタイプ論を基にして作られた性格診断であり、

結果を16のタイプに分けるため、別名16タイプ性格診断という名前でも知られている。

その信ぴょう性については今も議論がされている所だが、

私のように趣味の範囲でグダグダ考察するにはもってこいのツールだと思っている。

大前提として、人間の性格なんて気分や環境で変わるし16タイプでくくるのは不可能という事実は覚えておいてほしい。

そして、究極を言うと、人をカテゴリー分けすることには何の意味もない。

自分、もしくは他者への理解に役立つという補助的なものとして考えると面白いだろう。

あまり気難しく考えずにさらっと読んでいただけたらと思う。

 

 

さて、なぜSMAPかと言うと、

私は草なぎ剛氏のファンであり、ある時ふと草なぎくんって16タイプだとどれだろう?と考えてみた。これが意外と難しい

じゃあ、と他の元SMAPのメンバーで考え始めたらもう止まらない。

これ考えるの、めちゃくちゃ楽しい

もう全員分考えちゃえ!と考えに考えた結果をブログにまとめておこうというわけだ。

そして考えているときに気づいたのだが、

このMBTI、グループとしてのそれぞれの役回りやバランスを考えるにあたって非常に役に立つ。

実際に最近では、採用試験や社内でのグループワークの構成を考える時にこのMBTIを取り入れている企業もあるらしい。

ここ最近世間を騒がせまくっているジャニーズさん、

次にグループ作る時はMBTIの相性による人選というのはいかがですか。

トラブル減るかもしれませんよ!!!

 

冗談はさておき、前置きが長くなったがまずこのページでは

MBTIの診断基準について、なるべくわかりやすい言葉で説明しようと思う。

まず、結果は以下の4つの軸からどちらかが診断され計16通りになる。

 

E/I  ※Extraversion(外向) or Introvrsion₍内向)

S/N   ※Sensing₍感覚) or Intuition₍直感)

T/F ※Thinking₍思考) or Feeling₍感情)

J/P ※Judgement₍判断) or Perception₍知覚)

 

それぞれ説明していこう。

・外向(E)と内向(I)

日本語だとただ単に、外向的=社交的で積極的な人、内向的=シャイで消極的な人、というニュアンスになってしまうが、元々のExtrovertIntrovertという単語が持つニュアンスとは少しだけ違う。

このニュアンスを踏まえると、

意識が他者に向いているのがE、意識が自分自身に向いているのがI。

他者を知り他者と関わることで幸せを感じるのがE、

自分自身の興味や関心と向き合うことで幸せを感じるのがI。

・感覚(S)と直感(N)

日本語的に少々ややこしいが、

周囲へのバランス感覚を大事にする人(S)、

自分の直感を大事にする人(N)という事。

以下 S⇔Nとして対比。

現実主義理想主義

集団から個を考える個から集団を考える

 情報や経験を信じ答えを導く自分で考え直感を信じ答えを導く

現在に重きを置く未来に重きを置く

既存の概念や細かい事実に関心がいく自由な発想や新しい概念に関心がいく

・思考(T)と感情(F)

これはそのまま、理性的か感情的かの違い。

論理を軸に物事を見るのがT、

感情を軸に物事を見るのがF。

筋道立てて考え、理屈が通っているかを重視するのがT、

情を中心に考え、感情が尊重されているかを重視するのがF。

・判断(J)と知覚(P)

これも少々ややこしいが、

実際に行動に移す時に、どういうアプローチを好むかということだ。

白黒ハッキリした状態が好きな人(J)と、

グレーゾーンを楽しむのが好きな人(P)

というとわかりやすいかもしれない。

以下、少々繰り返しになるが J⇔P として対比。

せっかちで頑固優柔不断で柔軟

責任感が強く真面目楽観的で場当たり的

決定を下すのが好き決めつけるのも決めつけられるのも嫌い

規則の必要性を理解し従う規則の必要性に疑問を持ち縛られるのを嫌う

他者や自身を判断し律する⇔他者や自身を受け入れて甘んじる

計画通りに物事を進める事を重視する計画は柔軟に捉えプロセスを重視する

 

さて、以上の説明でなんとなーーーくおわかりいただけただろうか。

そして更に、

この16タイプを大まかに4種類の気質に分類できるらしい。

それが以下だ。

 

保護者気質(SJ型)ISTJ, ISFJ, ESTJ, ESFJ

職人気質 (SP型)ISTP, ISFP, ESTP, ESFP

理想主義者気質(NF型)INFJ, INFP, ENFJ, ENFP

合理主義者気質(NT型)INTJ, INTP, ENTJ, ENTP

 

16タイプそれぞれの性質についてはここでは述べない。

丁寧に説明された記事がたくさんあるので興味がある方はぜひググって読んでくれ(丸投げ)。

※興味がある人は、ここから無料で診断できます

https://www.16personalities.com/ja

サイトも色々あるけど、ここのは結果がそれぞれ何%なのか出してくれるからオススメ。(解説は他のサイトの方が断然良い)

 

 

さて、これを独断と偏見でSMAPのメンバーに当てはめて考えてみたわけだが、結論から先に述べると

一生懸命真剣に考えた結果

香取慎吾 INFJ

草なぎ剛 ISFP

稲垣吾郎 ENTP

木村拓哉 ENTJ

中居正広 ESFJ

と予想した。

なぜこの結果になったのか、

というのは次回から5回にわたって一人一人を取り上げて解説してみる。

 

なんて言ったって独断と偏見なのだから

違うと思う、そうじゃねえ!みたいな意見は絶賛受付中です。

心理学に興味ある人なら、他人を勝手にうだうだ考えるの楽しいと思うから

ぜひ勝手に考察してみてはいかがだろうか。

 

たださ、ねえねえ。

保護者気質(SJ型)中居正広 ESFJ 

職人気質 (SP型)草なぎ剛 ISFP

理想主義者気質(NF型)香取慎吾 INFJ

合理主義者気質(NT型)木村拓哉 ENTJ 稲垣吾郎 ENTP

 

って出てる時点で、ちょっと当たってる気がしない。。?

自画自賛はほどほどに、

長くなったので今回はここまでー。

 

 

気軽にコメントくださいぃぃ!

おまつの洋楽紹介①:Hooverphonic - Mad About You

これからちょくちょく好きな洋楽と

好き勝手に自分が解釈した超意訳の和訳を載せていこうかと思っている。

続くかわからないけど。

 

第一弾は

Hooverphonic というバンドの Mad About You

細かいことは知らないが、とにかく私はこの曲が大好きだ。

ブログを書くにあたって致し方なく調べたところベルギーのバンドらしい。

色んなバージョンがあるらしいが、私がモーレツに好きなのが以下のもの。

なんていうかその、イカれた愛をここまで美しく表現できることの尊さよ。。

多くは語らない。

さあ、ただ聴いてくれ!!感じてくれ!!歌詞と和訳は下へ

www.youtube.com

 

再度忠告。超意訳ですのでご了承ください。

 

HooverphonicMad About You

Feel the vibe,  感じて
Feel the terror,  怯えて
Feel the pain,  苦しんで
It's driving me insane. 気が狂いそう
I can't fake, でも偽れない
For God's sake why am I driving in the wrong lane
弁して どうして私は悪い道を進んでるの
Trouble is my middle name. ’トラブル’は私のミドルネーム
But in the end I'm not too bad  でも最後にはそんなに悪くない女よ
Can someone tell me if it's wrong to be so mad about you
こんなにあなたに夢中なのが悪いのか 誰か教えて
Mad about you, あなたに夢中
Mad      夢中
Are you the fishy wine that will give me a headache in the morning
あなたは私を二日酔いにさせる安いワインなの
Or just a dark blue land mine that explode without a decent warning.
それともまともな警告なしに爆発する紺色の地雷?
Give me all your true hate   あなたの全ての憎しみをちょうだい
and I'll translate it in our bed, ベッドでそれを変えてあげる
Into never seen passion,   見たこともない情熱に
never seen passion    見た事もない情熱
That is why I am so mad about you だから私はあなたに夢中なの
Mad about you, あなたに夢中
Mad      夢中
Trouble is your middle name.   ’トラブル’はあなたのミドルネーム
But at the end you're not too bad でも最後にはそんなに悪くない男でしょう
Can someone tell me if it's wrong to be so mad about you
こんなにあなたに夢中なのが悪いのか 誰か教えて
Mad about you あなたに夢中
Mad about you
Mad about you
Mad about you
 
 
 
どうですか。
Give me all your true hate and I'll translate it in our bed
の部分に感動しました。
これ、というやつですよね
ちょっといかれてるけど肉感的でストレートで美しい至高の愛ではありませぬか。
しばらくぼーっとしてしまう私であった

www.youtube

Netflix「レイチェル:黒人と名乗った女性」が面白かった話

 

Netflixで久々に面白いドキュメンタリーを発見。

タイトルは レイチェル:黒人と名乗った女性

 

まずはこのレイチェルって何者なの?

レイチェル・ドレザル(当時。現在改名している模様)

彼女は元・全米黒人地位向上協会の女性支部長として注目された。

しかし後に白人であるにも関わらず長年自身を黒人と詐称していたことが

2015年に発覚し、アメリカ中が大騒ぎ。

日本にもそのニュースは伝わったが、このドキュメンタリーを観て

まさかこのニュースがアメリカでここまで大事になっていたとは…と衝撃を受けた。

 

日本人ってやっぱり人種感覚に疎いのよね。

人種多様な国というわけでもないし、

なんなら色は日本人の中でも松崎しげるから鈴木その子まで揃ってるし…

という冗談はさておき、

人種に疎いというよりかは主にアメリカや、白人・黒人の歴史をあまり知らない。

ただし何事も知ればいいというものでもなく

この辺は難しいのでまた別の機会に話すとして、話を本題に戻す。

 

わざわざドキュメンタリーまで作られるこのありさま、

へー白人だったんだ、人種詐称なんて変な人もいるもんだ。では終わらないのがなぜなのかは観たらよく理解できると思う。

とにかくこのレイチェル、一言で言って

闇が深い。相当。こういうの、やっぱりそそられちゃう♡

 

彼女が何故、人種詐称をするに至ったのか、そしてなぜ黒人社会からもバッシングを受けたのか、そしてバッシングを受け続けてもなお黒人と自称するのを止めないのか。

この辺りを彼女に密着しながら迫っている。

さすがNetflixというべきか、ドキュメンタリーなのに構成が非常にうまい。

引き込まれる展開、どんでん返しあり。そして考えさせられる。

 

↓↓↓以下はネタバレありの感想↓↓↓

ネタバレ見たくない方はここで読むのを止めてもらいたい。

できればNetflixで本編を見て♡

 

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